フランスの文学界で最も高名な女性作家の一人、シドニー=ガブリエル・コレット。自著『ジジ』を舞台化する際に当時無名のオードリー・ヘプバーンを主役に抜擢し一躍スターにした立役者。コレットを演じるのは、同じくミュージカル界で道を切り開き、輝き続ける明日海りお。

男性優位の時代に、常識や慣習にとらわれずあらゆる分野で道を切り開いていった彼女の半生を、 G2がオリジナル脚本・作詞・演出で作品を紡ぎ、互いに信頼し合う荻野清子が音楽で彩り、美しくドラマティックに描きます。
STORY
19世紀末、ベル・エポックのパリ。田舎町で育ったコレットは、14歳年上の人気作家ウィリーと結婚し、華やかな社交界に足を踏み入れる。彼女の才能に気づいたウィリーはゴーストライターとして小説を書かせ、「クロディーヌ」シリーズは大ヒット。しかし、著者名は夫のもの。創作の歓びと葛藤に苦しみながらも、コレットは自らの道を切り開いていく――
NEWS
25.02.14
ミュージカル『コレット』公式ホームページ&Xアカウントを開設しました!.
25.02.14
出演キャストを発表!出演にむけてコメントを発表しました。.
25.02.14
脚本作詞演出 G2、音楽 荻野清子、明日海りお 主演 新作オリジナル・ミュージカル『コレット』2025年8月上演が決定しました!.
CAST

明日海りお
シドニー=ガブリエル・コレット

[ Profile ]
2003年、宝塚歌劇団に入団し、14年に花組トップスターに就任。『エリザベート-愛と死の輪舞-』『ポーの一族』など数々の話題作で主演を務める。5年半のトップ在任期間を経て、19年11月に惜しまれながら退団。退団後は、NHK連続テレビ小説『おちょやん』、ミュージカル『マドモアゼル モーツァルト』『ガイズ&ドールズ』などに出演。近年の出演作は、ミュージカル『王様と私』『9 to 5』、ドラマ『下剋上球児』『推しを召し上がれ~広報ガールのまろやかな日々~』『グレイトギフト』など。2月28日からは日本発オリジナルミュージカル『昭和元禄落語心中』の公演を控えている。
明日海りお
今から120年以上前のフランスで、女性でありながら、「国民的大作家」へと登り詰めた、シドニー=ガブリエル・コレットを演じることになりました。片田舎に育ち、好奇心と才気に溢れた少女だったコレットが、一旦は陰に押しやられても、光を見出し、絶望の淵から立ち上がります。彼女が求めたのは、本当に愛だったのか、また別のものなのか…。まだ保守的であった時代の人の目には、承認欲求の強い、スキャンダラスな女性に映ったであろう、彼女の人生を辿るのは、きっと苦しくもあり、とても面白いのではないかと、期待に胸を膨らませております。脚本・作詞・演出のG2さん、そして豪華な出演者の皆様と共に作り上げる、新作のミュージカル『コレット』、ぜひ楽しみに劇場へお越しください!!

今井朋彦
ウィリー

[ Profile ]
東京都出身。大学在学中の1987年に文学座研究所入所。正確な表現力は早くから評価され、 数多くの舞台に出演。2020年、文学座を退団。近年の主な出演舞台に 『真夏の夜の夢』『ショウ・ マスト・ゴー・オン』『月とシネマ2023』『未来少年コナン』『テーバイ』など。ドラマ「アイシー~瞬間記憶 捜査・柊班~」「御上先生」に出演中。2月、舞台『オイディプス王』が控える。演出家としても活躍中。
今井朋彦
コレットの夫ウィリーを演じます。コレットの才能、強さ、バイタリティ、奔放さ。ウィリーの才覚、たくましさ、行動力、ズルさ。2人は近いようで遠く、似ているようで相容れない・・・常人には計り知れない関係なのかもしれません。そんな2人の関係がどう始まり、どう変わっていくのか。G2さんが紡ぐ言葉の数々、荻野さんが紡ぐ音符の数々、そしてはじめてご一緒する明日海さんほか、共演の皆さんと一緒に探っていける稽古の日々が、いまから楽しみでなりません。

大東立樹
(CLASS SEVEN)
ベルトラン

[ Profile ]
2004年11月29日生まれ。23年8月よりTOBEに所属し、俳優としてドラマ、舞台を中心に活動。24年11月よりCLASS SEVENのメンバーとして活動。代表作品は、ミュージカル「無伴奏ソナタ-The Musical-」、ドラマ連動舞台「音楽劇 秘密を持った少年たち」など。
大東立樹
ベルトラン役を演じさせていただきます、CLASS SEVENの大東立樹です。初めて台本を読んだ時は、完璧な構成に胸を打たれました。歌詞の表現も素敵で、音楽を聴くのが待ち遠しいです。ベルトラン役は、ストーリーテラーの役割もあるので、お客様により物語に入り込んでいただけるよう研究を重ねたいと思います。これからG2さんの世界観を肌で感じることにワクワクが止まりません!キャストの皆様からも、たくさん吸収して精進します。劇場にて、お待ちしております。

七海ひろき
ミッシー

[ Profile ]
1月16日生まれ、茨城県水戸市出身。宝塚歌劇団を退団後、俳優、声優、歌手として多方面で活動。主な出演作として、ドラマ「合コンに行ったら女がいなかった話」蘇芳役、「舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語」歌仙兼定役、舞台「サイボーグ009」009/島村ジョー役、ミュージカル「七色いんこ」七色いんこ役など。また、声優としては、TVアニメ「マッシュル-MASHLE-」アビス・レイザー役など、幅広い役柄の声を担当している。
七海ひろき
お話をいただいたときから、明日海りおさんをはじめ、豪華キャストの皆さんとご一緒できることを大変光栄に思い、胸が高鳴っています。自らの才能を信じ、時代の常識や制約を超えて生き抜いたコレットの物語は、現代を生きる私たちにも大きな勇気を与えてくれるはずです。G2さんの演出のもと、心を込めて演じ、ドラマティックな舞台をお届けできるよう精一杯挑みます。時代を超えて響くこの物語を、皆様と一緒に受け止め、歩んでいけたらと思います。よろしくお願いします。

吉野圭吾
アンリ・ド・ジュブネル

[ Profile ]
1971年3月1日生まれ、東京都出身。劇団四季研究所、音楽座を経て、ミュージカルを中心に活躍中。華やかで個性的なキャラクターから重厚な役柄まで守備範囲は多彩。第34回菊田一夫演劇賞受賞。近年の主な出演作に、『NO.6』『CLUB SEVEN another place』『ライムライト』『町田くんの世界』『シンデレラストーリー』『ベートーヴェン』など。本年は5月~『ビートルジュース』再演が控える。
吉野圭吾
オリジナル・ミュージカル!新作です!スタッフ・キャスト一同一丸となって、この世界に新たな作品を生み出せることを、とても幸せに感じています。思いっきり楽しみながら、ぶつかり合いながら、『コレット』の世界観を創造できるよう全力を尽くしたいと思います。それでは皆様、劇場でお待ちしています!

花乃まりあ
メグ・ヴィラール

[ Profile ]
東京都出身。2010年宝塚歌劇団に入団。宙組に配属される。14年 花組へと組替え後、同年花組トップ娘役に就任。17年退団。近年の主な出演作に、舞台:『SHINE SHOW!』、『ザ・ミュージック・マン』映画:『北極百貨店のコンシェルジュさん』TV:情報番組「ZIP!」(NTV)など。4月よりミュージカル『フランケンシュタイン』への出演を控えている。
花乃まりあ
明日海さん主演のオリジナル・ミュージカルに自分が参加させていただけるなんて、お芝居を続けていて良かったと、人生のご褒美のように感じています。ベル・エポックの華やかでエネルギー溢れるキャラクターたちが、素晴らしいキャストの皆様の印象と重なります。私が演じるメグ・ヴィラールも、作品を盛り上げるスパイスのひとつに出来ればいいなと思っています。G2さんの演出が受けられる日が待ち遠しいです!誠心誠意努めてまいります。

前田美波里
シド

[ Profile ]
1948年8月8日生まれ、神奈川県鎌倉市出身。1964年、東宝現代劇第8期生として『ノー・ストリングス』で舞台デビュー。1966年、資生堂夏のキャンペーンガールに抜擢され脚光を浴びる。2009年、第30回松尾芸能賞優秀賞、2024年、長年の功績が評価され第49回菊田一夫演劇賞特別賞を受賞。映画・TVにも多数出演。舞台『風と共に去りぬ』『コーラスライン』『アプローズ』『キャッツ』『ウエスト・サイド・ストーリー』『レ・ミゼラブル』『マイ・フェア・レディ』『ステッピングアウト』『イン・ザ・ハイツ』『NINE』『ピピン』『Endless SHOCK』など、日本のミュージカルの歴史と共に生きる。
前田美波里
最初にこのお話を頂いた時は、G2さんとまたご一緒できるということでとても嬉しかったです。「コレット」は実在の人物であり、まず彼女の半生を読んだ時には、苦難をも力に変えて常に前に進んでいく、なんと冒険心のある強い女性なのだろうと思いました。そしてそんなコレットの母親とはいったいどんな人なのだろう?どんな風に子供を育てたのだろうか?自分も一人の母親として沢山の問いが頭を駆け巡りました。大きな影響を与えた母親だと思うので、どのように演じていけばよいのか今はまだ悩むばかりですが、これから皆さんと創り上げていくのが楽しみです。
ほか
STAFF
G2
脚本・作詞・演出
G2
[ Profile ]
舞台演出家・劇作家。1987年、演劇ユニット「売名行為」の演出で舞台演出デビュー。1991年~2002年、升毅との劇団「MOTHER」の活動を経て、1995年より演劇ユニット「G2プロデュース」主宰。篠井英介らのユニット「3軒茶屋婦人会」での活動をはじめ、2011年には新作歌舞伎『東雲烏恋真似琴』で大谷竹次郎奨励賞を受賞。ミュージカルの翻訳・訳詞も手掛けるなど多岐に渡る制作活動を行っており、自由な発想で毎回コンセプトの異なる作品創りで、常に話題を提供し続けている。
G2
かつてこれほどスキャンダルまみれの女流作家がいたでしょうか?行動は天衣無縫にして善悪の区別なく、文才はあるけれど道徳心はどこかへ置いて来た。ただ好き放題に生きたのに、人生最後はフランスの国葬で締めくくられる。そんなあり得ない女性が、もっとあり得ない夫に嫁いで繰り広げられるとんでもないエピソードの数々。明日海りおさん始め、今井朋彦さん前田美波里さんなど実力派ぞろいの俳優たち。物語のうねりを旋律にのせてくださる荻野清子さんの音楽。驚きと興奮、仕掛けに満ちた演出、感動の結末にご期待ください。
荻野清子
音楽
荻野清子
[ Profile ]
東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。舞台、映像等の音楽を中心に活動。 G2作品ではミュージカル『Bitter days,Sweet nights』『シルバースプーンに映る月』『スワンキング』朗読劇『ハロルドとモード』などの音楽を担当。その他の音楽作品として<三谷幸喜演出>『ショーガール』『オデッサ』ミュージカル『日本の歴史』、<長塚圭史演出>ミュージカル『夜の女たち』、<荻田浩一演出>音楽劇『ライムライト』、映画『ザ・マジックアワー』『スオミの話をしよう』など。第32,35,37回日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。
荻野清子
何もないところからものを作り出す喜びを知ったコレットが、時代や様々な逆風に抗いながらも、力強く”自分の”作品を生み出し続ける、、、そんな彼女の生き様に心を動かされました。私も、真っ白な五線紙に向かって音符を一つ一つ積み重ねながら、コレットたちの世界を作り上げ、素敵なカンパニーの皆さんとハーモニーを響き合わせたいと願っています。
主催:ミュージカル『コレット』製作委員会
SCHEDULE
20258
【 東京 】
日本青年館ホール
【 大坂 】
梅田芸術劇場メインホール
公演日程詳細・チケット情報は後日発表いたします。
X